竹内浩三は昭和9年(1934)、旧三重県立宇治山田中学に入学し、5年間を山中で過ごしました。ここでは多くの友人たちと出会い、マンガの同人誌をつくり、伸びやかな学生生活をおくりました。日記の中で「オレの山中に於ける生活はおもしろいものであった。幸福であった」と書いています。山中での生活はその後の彼の生き方や詩をはじめ日記、マンガに大きな影響を与えました。実行委員会では、竹内浩三の人と作品を顕彰し、永く語り継いでいくために、旧山中跡の船江公園内に記念碑を建立します。表面の碑文は、山高生徒会の皆様らに選んでいただいた、詩「鈍走記」からとった「生れてきたから、死ぬまで生きてやるのだ。ただ、それだけだ。」です。11月4日(木)には除幕式を行います。同公園内には竹内の先輩、映画の小津安二郎監督の記念碑も2003年に建立されています。
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